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「VMware Tanzu Greenplum」がアップデート - 脆弱性15件を解消

Broadcomは、大規模並列処理データベース「VMware Tanzu Greenplum」のアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正している。

今回のアップデートは、複数のコンポーネントが影響を受けるのべ18件の脆弱性を解消したもの。コンポーネント間の重複を除くとCVEベースで15件の脆弱性に対応した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」としている。

個別の脆弱性を見ると、「PL/Container」や「DataSciencePython3.9」など複数のコンポーネントが影響を受ける「Langchain」の脆弱性「CVE-2023-39631(GHSA-f73w-4m7g-ch9x)」や、RADIUSプロトコルに関する「CVE-2024-3596」に対応。

さらに、「Kerasフレームワーク」に関する「CVE-2024-3660(GHSA-x4wf-678h-2pmq)」、「Apache Avro」のSDKに関する「CVE-2024-47561」、「Apache Hive JDBCドライバ」に関する「CVE-2018-1282」など5件については重要度が「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらに重要度が「高(High)」とされるのべ7件、「中(Medium)」とされるのべ4件に対応している。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2018-1282
CVE-2022-42967
CVE-2023-3792
CVE-2023-37920
CVE-2023-39631(GHSA-f73w-4m7g-ch9x)
CVE-2023-45288
CVE-2024-3596
CVE-2024-3660(GHSA-x4wf-678h-2pmq)
CVE-2024-24786
CVE-2024-45337
CVE-2024-45338
CVE-2024-47561
CVE-2024-56326(GHSA-q2x7-8rv6-6q7h)
CVE-2024-50379
CVE-2025-1094

(Security NEXT - 2025/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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