「Windows」や「CentreStack」の脆弱性が標的に - 米政府が注意喚起
米政府は、「Windows」やファイル共有ソリューション「Gladinet CentreStack」の脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では現地時間2025年4月8日、2件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。米国内の行政機関へ対処を求めるとともに、広く注意を呼びかけている。
具体的には、同日マイクロソフトが公開したWindows共通ログファイルシステムドライバの脆弱性「CVE-2025-29824」を追加した。
「Use After Free」の脆弱性で、悪用されると攻撃者にSYSTEM権限を取得されるおそれがある。「Windows 10」の一部環境に対しては、4月8日の時点でアップデートが準備中とされており、注意が必要。
一方、Gladinetが提供するファイル共有ソリューション「Gladinet CentreStack」では、暗号鍵がハードコードされている脆弱性「CVE-2025-30406」が悪用されている。
ウェブアプリの整合性チェックに用いる暗号鍵で、脆弱性を悪用して細工したペイロードを送信することにより、リモートより不正な操作を行ったり、任意のコードを実行することが可能だという。
(Security NEXT - 2025/04/09 )
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