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Ivanti製品狙う「RESURGE」、米当局が検知や復旧方法を公開

CISAでは、マルウェアの挙動や検知ルールといった「IoC(Indicators of Compromise)」や、復旧の手順など詳細な情報を公開した。

影響を受けた可能性があるシステムでの対応として、Ivantiの推奨手順をもとに工場出荷時設定へのリセットを推奨。クラウドや仮想環境の場合は、信頼できる外部イメージを用いる必要があると指摘した。

ドメインユーザーやローカルアカウントのパスワードをリセットする必要があり、特に、Kerberosチケットのリクエスト処理や暗号化、署名などを行うために用いられる「krbtgtアカウント」については複数回のリセットが必要だとしている。

脅威の影響を受けた可能性がある組織は、早急に調査を行い、対策を講じるよう呼びかけた。また米国内の組織に対して、異常な活動を確認した場合、報告するよう求めている。

(Security NEXT - 2025/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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