Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

KDDIのホームゲートウェイ「HGW-BL1500HM」に複数脆弱性

KDDIが提供するホームゲートウェイ「HGW-BL1500HM」に複数の脆弱性が明らかとなった。ファームウェアのアップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、ファームウェア「002.002.003」および以前のバージョンにおいて、USBストレージファイル共有機能やニックネーム登録画面に複数の脆弱性が確認された。

具体的には、USBストレージファイル共有機能のファイルアップロード処理におけるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-27718」や、同機能のファイル削除処理におけるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-27932」などが存在。

このほか、パストラバーサル、クロスサイトスクリプティング(XSS)などあわせて6件の脆弱性が確認された。いずれも脆弱性の悪用には権限が必要としている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを見ると、今回判明したなかでは、製品上のファイルを窃取、改ざんされたり、任意のコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-27718」がもっとも高く「8.8」と評価されている。

(Security NEXT - 2025/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み