JPCrypto-ISACが設立 - 暗号資産業界の情報共有など推進
日本国内の暗号資産事業者間におけるサイバーセキュリティ関連情報の共有などを目的とした業界団体「JPCrypto-ISAC」が設立された。
比較的あたらしい技術領域である暗号資産分野では高度なセキュリティ対策が必須である一方、セキュリティ対策の検討や事例を共有する場が不足しており、業界全体における知見の向上が急務となっていることを受け、中立的なオペレーション組織として設立したもの。
入会予定も含め、3月7日時点で正会員15社、賛助会員14社が参画を表明しており、脅威インテリジェンス、インシデント事例、ベストプラクティスなど暗号資産業界における情報共有を推進する。
具体的には、サイバーセキュリティに関する調査研究、会員向けの情報提供、会員間における情報交換、ベストプラクティスの研究、教育、普及啓発、行政当局や外部機関との連携といった活動を展開していく予定。
代表理事には、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)でセキュリティ・システム部会長を務める楽天ウォレットCIOの佐々木康宏氏と、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)のセキュリティ委員会で委員長を務めるビットバンク取締役の野田直路氏が就任した。
またアドバイザーには、ジョージタウン大学研究教授の松尾真一郎氏、PwCコンサルティングパートナーの丸山満彦氏、ディー・エヌ・エーのサイバーアナリストである松本隆氏を迎えている。
(Security NEXT - 2025/03/10 )
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