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「Craft CMS」や「PAN-OS」が脆弱性攻撃の標的に - 米当局が注意喚起

米当局は、「Craft CMS」や「PAN-OS」に判明している脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、米時間2025年2月20日に2件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。米国内の行政機関へ指定期間内に対応するよう求めるとともに、広く注意を呼びかけている。

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Craft CMS」では、リモートよりコードの実行が可能となるコードインジェクション「CVE-2025-23209」が悪用されていることが判明した。

脆弱なバージョンでは、セキュリティキーが漏洩しているという。CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.0」、重要度を「高(High)」とした。

同脆弱性は「同5.5.8」「同4.13.8」にて修正されている。アップデートできない場合はセキュリティキーを変更する緩和策の実施が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/02/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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