SAP、2月のセキュリティアドバイザリ21件を公開 - 複数脆弱性に対処
SAPは、2025年2月のセキュリティアップデートをリリースした。複数の製品において脆弱性を修正している。
同社は現地時間2月11日、新規に19件のアドバイザリを公開するとともに、2件を更新した。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。6件については重要度を「高(High)」、14件を「中(Medium)」、1件を「低(Low)」としている。
新規に公開されたアドバイザリを見ると、「SAP BusinessObjects Business Intelligence platform」に認可不備の脆弱性「CVE-2025-0064」が判明。さらに「SAP Supplier Relationship Management」では、パストラバーサルの脆弱性が明らかとなった。
一方「SAP Approuter」では、認証のバイパスによるコードインジェクションの脆弱性「CVE-2025-24876」が判明している。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2025-0064」が「8.7」で新規のアドバイザリにおいてもっとも高く、「CVE-2025-25243」が「8.6」、「CVE-2025-24876」が「8.1」と続いている。
今回新規に公開されたアドバイザリで言及された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-38819
CVE-2025-0054
CVE-2025-0064
CVE-2025-23187
CVE-2025-23190
CVE-2025-23191
CVE-2025-23193
CVE-2025-24867
CVE-2025-24868
CVE-2025-24869
CVE-2025-24870
CVE-2025-24872
CVE-2025-24874
CVE-2025-24875
CVE-2025-24876
CVE-2025-25241
CVE-2025-25243
(Security NEXT - 2025/02/17 )
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