Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivanti、アドバイザリ3件を公開 - 深刻な脆弱性などへ対処

Ivantiは現地時間2025年2月11日、同社の複数製品に脆弱性が明らかになったとして、セキュリティアドバイザリをリリースした。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、3件のセキュリティアドバイザリを公開したもの。いずれも公開時点で脆弱性の悪用は確認されていない。

「Ivanti Connect Secure(ICS)」「Ivanti Policy Secure(IPS)」「Ivanti Secure Access Client(ISAC)」に関するアドバイザリでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアが「9.9」とされる「CVE-2025-22467」を含め、脆弱性8件について明らかにした

また「Ivanti Cloud Services Application(CSA)」のアドバイザリについても、CVSS基本値が「9.1」、重要度が「クリティカル(Critical)」とされる「CVE-2024-47908」など2件の脆弱性に対処している。

一方「Ivanti Neurons for MDM(N-MDM)」では、重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性1件が判明した。ただし、CVE番号は割り当てられていない。CVE番号を採番する基準を満たしていないものの、透明性を確保するためにアドバイザリを公開したと同社は、説明している。

同社は、各製品に向けて脆弱性を修正したアップデートを提供しており、利用者に対応を呼びかけている。アドバイザリを通じて公表された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-10644
CVE-2024-12058
CVE-2024-13813
CVE-2024-13830
CVE-2024-13842
CVE-2024-13843
CVE-2024-38657
CVE-2025-22467

(Security NEXT - 2025/02/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開