NVIDIA、アドバイザリ4件を公開 - 複数製品の脆弱性を解消
NVIDIAは2025年2月11日、4件のセキュリティアドバイザリを公開し、複数の製品において脆弱性へ対処したことを明らかにした。
Linux向けの「NVIDIA Container Toolkit」および「NVIDIA GPU Operator」では、「Time-of-Check Time-of-Use(TOCTOU)」により権限昇格やコード実行につながる脆弱性「CVE-2025-23359」が判明した。
コンテナイメージがホストのファイルシステムへアクセスできる可能性があり、コード実行、サービス拒否(DoS)、権限昇格、情報漏洩、データの改ざんが発生するおそれがある。
また「Jetson AGX Orin」シリーズおよび「IGX Orin」では、入力検証不備の脆弱性「CVE-2024-0112」が判明した。権限の昇格が生じるおそれがある。
同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2025-23359」のベーススコアを「8.3」、「CVE-2024-0112」を「7.5」とし、いずれも重要度を上から2番目にあたる「高(High)」としている。
(Security NEXT - 2025/02/13 )
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