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Ciscoが提供するオンライン会議の管理ツールに深刻な脆弱性

Cisco Systemsのオンライン会議管理ツールである「Cisco Meeting Management(CMM)」に深刻な脆弱性が判明した。アップデートが提供されている。

同製品の「REST API」において認可チェックが欠如しており、低権限のユーザーが管理者権限を取得できる脆弱性「CVE-2025-20156」が明らかとなったもの。

脆弱性を悪用されると、同製品によって管理されている機器に対して、管理者権限による操作が可能になるという。脆弱性の悪用や公表は確認されていない。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は、同脆弱性を解消した「同3.9.1」をリリースした。「同3.10」については同脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2025/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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