リモートサポートツール「SimpleHelp」に脆弱性 - アップデートで修正
欧米地域やオーストラリアなどを中心に利用されているリモートサポートツール「SimpleHelp」に複数の深刻な脆弱性が判明した。同社はアップデートを適用するよう利用者に呼びかけている。
「同5.5.7」および以前のバージョンに3件の脆弱性があらたに判明したもの。具体的には、認証を必要とすることなくサーバからファイルのダウンロードが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-57727」が判明した。
同ツールで扱ったファイルや、アプリケーションの設定ファイル、認証情報、APIキー、多要素認証に用いられるシードなどが窃取されるおそれがあるという。
さらに技術者アカウントにおいて技術者コンソールより管理者権限を取得できる権限昇格の脆弱性「CVE-2024-57726」が判明。
さらに技術者アカウントより本来とは異なる場所へファイルをアップロードし、管理者権限で任意のコードを実行できる脆弱性「CVE-2024-57728」が明らかになっている。
(Security NEXT - 2025/01/21 )
ツイート
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
	

