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リモートサポートツール「SimpleHelp」に脆弱性 - アップデートで修正

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-57726」が「9.9」ともっとも高い。「CVE-2024-57727」が「7.5」、「CVE-2024-57728」が「7.2」と続く。

脆弱性について報告したHorizon3.aiによれば、リモートサポートツールで深刻な脆弱性が見つかり、悪用されるケースがあとを絶たないことから、「SimpleHelp」についても調査を行ったところ、今回の脆弱性を発見したという。

同社より報告を受けたSimpleHelpでは、これらの脆弱性を修正した「SimpleHelp 5.5.8」「同5.4.10」「同5.3.9」をリリースした。公開時点で脆弱性の悪用は確認されていないとしている。

同社は、対象となるユーザーに対してアップデートを実施するよう求めた。あわせて管理者や技術者アカウントにおけるパスワードの変更や、IPアドレスによるアクセス制限などの追加策についても講じるようアナウンスしている。

(Security NEXT - 2025/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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