Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、上位サブスク契約者向けだった詳細ログデータを開放

マイクロソフトは、インシデント対応などを支援する取り組みとして、クラウドサービスにおける広範なログデータをすべての顧客向けに提供する方針を明らかにした。

インシデントの調査にあたり、重要な役割を果たすクラウドサービスのログデータについて、提供範囲を拡大するもの。グローバルで今後数カ月以内に提供する方針。

具体的には、従来上位のサブスクリプション契約でのみ利用が可能だった「Microsoft Purview Audit」のプレミアムについて、一部機能を「Microsoft Business Basic」や「Microsoft 365 Apps for Business」などでも利用できる標準サービスとして展開する。

30種類を超えるログデータについて、可視化、分析が可能となり、セキュリティイベントの検知やフォレンジック、コンプライアンス監査などに利用できる。デフォルトのログ保存期間も90日から180日に延長するという。

上位サービス「プレミアム」の利用者に対しては、引き続きすべての監査ログイベントへのアクセスを提供。デフォルトでより長いログの保持期間を提供するほか、よりログを活用するためのツールを提供する。

(Security NEXT - 2023/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金