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MS、上位サブスク契約者向けだった詳細ログデータを開放

マイクロソフトは、インシデント対応などを支援する取り組みとして、クラウドサービスにおける広範なログデータをすべての顧客向けに提供する方針を明らかにした。

インシデントの調査にあたり、重要な役割を果たすクラウドサービスのログデータについて、提供範囲を拡大するもの。グローバルで今後数カ月以内に提供する方針。

具体的には、従来上位のサブスクリプション契約でのみ利用が可能だった「Microsoft Purview Audit」のプレミアムについて、一部機能を「Microsoft Business Basic」や「Microsoft 365 Apps for Business」などでも利用できる標準サービスとして展開する。

30種類を超えるログデータについて、可視化、分析が可能となり、セキュリティイベントの検知やフォレンジック、コンプライアンス監査などに利用できる。デフォルトのログ保存期間も90日から180日に延長するという。

上位サービス「プレミアム」の利用者に対しては、引き続きすべての監査ログイベントへのアクセスを提供。デフォルトでより長いログの保持期間を提供するほか、よりログを活用するためのツールを提供する。

(Security NEXT - 2023/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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