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BeyondTrustのリモート管理製品に深刻な脆弱性 - 悪用も確認済み

「CVE-2024-12356」については、すでに悪用が確認されている。米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間12月19日に同脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

米国内の行政機関に対し、年内12月27日までに対策を講じるよう求めるとともに、脆弱性は広く悪用されるおそれがあるとして利用者に注意喚起を行っている。

また両製品に関しては、「CVE-2024-12356」とは別のコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-12686」が判明。現地時間12月18日にアドバイザリを公表した。

「CVE-2024-12686」の悪用には管理者権限が必要とされるが、OSのコマンドが実行可能になるとし、CVSS基本値を「6.6」、重要度を「中(Medium)」とレーティングしている。

同社は修正パッチとなる「BT24-11-ONPREM1」「BT24-11-ONPREM2」「BT24-11-ONPREM3」「BT24-11-ONPREM4」「BT24-11-ONPREM5」「BT24-11-ONPREM6」「BT24-11-ONPREM7」を提供。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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