Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、2024年最後の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性も修正

マイクロソフトは、2024年最後の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、71件の脆弱性に対処した。一部脆弱性は悪用が確認されている。

今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Microsoft Defender for Endpoint」「Hyper-V」「SharePoint」「System Center Operations Manager」「GitHub」など多岐にわたる脆弱性に対応した。

CVEベースで71件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は17件にのぼる。のこる54件については、次に高い「重要(Important)」とレーティングした。

脆弱性によって影響は異なるが、31件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがある。また権限昇格の脆弱性27件や情報漏洩の脆弱性7件、サービス拒否の脆弱性5件、なりすまし1件を解消した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、52件が「7.0」以上と評価されている。「9.0」以上とされる脆弱性は、「Windows LDAP」においてリモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2024-49112」の1件のみだった。

(Security NEXT - 2024/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局