Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米CISA、脆弱性4件の悪用について注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間11月7日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に4件の脆弱性を追加した。

CVE-2024-5910」は、Palo Alto Networksが提供するマイグレーションツール「Expedition」の脆弱性。認証が欠如しており、インポートした認証情報やシークレットなどが危険にさらされるおそれがある。同社は7月にアドバイザリを公開し、注意を呼びかけていた。

またデフォルトの権限設定に不備があり、遠隔からのコマンド実行が可能となる「CyberPanel」の脆弱性「CVE-2024-51567」を追加。「Android Framework」における権限昇格の脆弱性「CVE-2024-43093」についても悪用が明らかとなっている。

ウェブサーバの「nostromo nhttpd」において2019年に公表されたディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2019-16278」についても悪用されているとして注意を呼びかけている。

米行政機関では、同リストへ追加された脆弱性に対し、一定期間内に対応する義務が生じる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経
クレカ会員向け福利厚生サービスで別人情報を表示 - システム不具合で
物流関連サービスへ不正アクセス、個人情報流出のおそれ - 西濃運輸
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
サイクリングイベント参加者へのお礼メールで誤送信 - 栄村
サイトPWなど含む子育て家庭訪問事業の案内を誤送付 - 足立区