Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アイ・オー製ルータ「UD-LT1」などに脆弱性 - すでに悪用も

アイ・オー・データ機器製ルータ「UD-LT1」「UD-LT1/EX」に複数の脆弱性が明らかとなった。すでに脆弱性の悪用が確認されているという。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、ドキュメント化されていない機能「CVE-2024-52564」、OSコマンドインジェクション「CVE-2024-47133」、不適切なアクセス権限付加「CVE-2024-45841」の3件が明らかとなったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「CVE-2024-52564」が「7.5」、「CVE-2024-47133」が「7.2」、「CVE-2024-45841」が「6.5」と評価されている。

アイ・オー・データ機器により、脆弱性を悪用した攻撃が確認されているという。WAN側から設定画面にアクセスを許可している場合に侵害されるおそれがある。

不正アクセスを受けた場合、任意のOSコマンドを実行されたり、認証情報を含む情報の漏洩、設定の改ざん、ファイアウォールの無効化のほか、動作が遅くなる、通信量の増加といった影響を受ける可能性がある。

(Security NEXT - 2024/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

高校の修学旅行引率中に名簿含むしおりを紛失 - 埼玉県
資料請求フォームで個人情報が閲覧可能に、過去にも発生 - 会津短大
予防接種の予診票が所在不明 - 沖縄市のクリニック
9000人に送信したセミナー案内メール本文に個人情報 - 東京都
「Apple Account」の乗っ取り被害、端末初期化 - 情報流出懸念も
手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25