Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IBMの認証管理製品に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正

アクセスや認証管理の機能を提供する「IBM Security Verify Access Appliance」に複数の深刻な脆弱性が判明した。

IBMが現地時間11月29日にセキュリティアドバイザリを公表し、「CVE-2024-49803」をはじめ、4件の脆弱性について明らかにしたもの。

「同10.0.8 IF1」および以前のバージョンに影響があり、このうち3件は「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性としている。

「CVE-2024-49803」は、細工したリクエストを送信することで任意のコマンドを実行可能になる脆弱性。今回公表された脆弱性において共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアがもっとも高く、「9.8」と評価されている。

さらにパスワードや暗号鍵など認証情報がハードコードされており、情報漏洩が生じるおそれがある「CVE-2024-49805」「CVE-2024-49806」も判明した。いずれもCVSS基本値は「9.4」としている。

(Security NEXT - 2024/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響