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ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数

SolarWindsが提供するファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

現地時間2025年11月18日にセキュリティアドバイザリを公開し、ロジックエラー「CVE-2025-40547」、アクセス制御不備「CVE-2025-40548」、パス制限のバイパス「CVE-2025-40549」について明らかにしたもの。

いずれも脆弱性の悪用には管理者権限が必要としており、なかでも「CVE-2025-40547」「CVE-2025-40548」についてはコードの実行が可能としている。

いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」と評価されているが、同社は「CVE-2025-40547」「CVE-2025-40548」について重要度を「クリティカル(Critical)」とし、「CVE-2025-40549」については「高(High)」とレーティングした。

また「Windows」環境においては、サービスが低い権限で実行されることが多いとし、リスクを「中(Medium)」としている。

同社はこれら脆弱性を修正した「Serv-U 15.5.3」をリリースしており、利用者に対してアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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