Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

熊本暴追センターでサポート詐欺被害 - 相談者情報流出の可能性

熊本県暴力追放運動推進センターは、職員がいわゆる「サポート詐欺」の被害に遭い、相談者に関する個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同センターによれば11月15日、職員が業務中にサポート詐欺に遭い、パソコンを遠隔操作されたもの。

ウェブサイトを閲覧していたところ、「お使いのコンピューターは無効になっています」などとだます偽の警告画面が表示され、信じ込んだ職員が、記載のあったマイクロソフトサポートセンターを装う電話番号に電話をかけ、指示に従ってしまったという。

電話口の相手は外国人のような話しぶりで、職員が異変に気付き、パソコンの電源を落としネットワーク接続を遮断したが、端末内部に保存されていた相談者約2500人に関する氏名や住所、電話番号などの個人情報が流出した可能性があるという。

同センターの職員や名称を使った電話や郵便物が届いた場合は、相手の要求に応じたり郵便物を開封することなく、同センターへ連絡するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

熊本県農業サイトへのサイバー攻撃、詳細調査でDB侵害が判明
外部からサイバー攻撃、一部業務で遅延も - システムエグゼ
複数サーバでランサム被害、ECサイト運営などに影響 - はるやまHD
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
県立高で奨学金申請希望一覧表を生徒に誤配付 - 新潟県
新規就農者向けの研修案内メールで誤送信 - 諫早市
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック
都校務支援システムに不具合 - 102校の健診データを誤登録して喪失
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生