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生産管理システムや基幹システムがランサム被害 - ZACROS

包装資材の製造を手がけるZACROS(旧藤森工業)は、サイバー攻撃を受け、一部サーバで障害が発生したことを明らかにした。

同社によれば、複数のシステムで利用するサーバがランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、一部データを暗号化されたもの。9月14日に判明した。

具体的には、製造、加工する製品の原材料調達、生産スケジュール管理、納期管理、出荷、物流の手配、取引先への支払いなどを一元管理している生産管理システムや、請求書、支払明細書などの帳票を作成する基幹システムで被害が発生した。

同社ではこれらシステムをネットワークから遮断し、使用を停止。外部協力のもと、影響について調査を行っており、流出したり滅失した情報の特定を急いでいる。

身代金の支払い要求を受けたが、応じていない。同社では警察や個人情報保護委員会へ報告を行った。

(Security NEXT - 2024/10/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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