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複数Adobe製品にアドバイザリ - いずれも「クリティカル」脆弱性含む

Adobeは現地時間9月10日、9製品に向けてセキュリティアドバイザリをリリースした。いずれも重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性の修正が含まれる。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアドバイザリをリリースしたもの。

「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」や「Adobe ColdFusion」をはじめ、「Adobe Media Encoder」「Adobe Photoshop」「Adobe Illustrator」「Adobe Premiere Pro」「Adobe After Effects」「Adobe Audition」に関する脆弱性について明らかにした。

いずれも同社における重要度の評価で3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性の修正が含まれる。脆弱性の悪用は確認されていない。

なかでも「Adobe ColdFusion」に判明した「CVE-2024-41874」は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」と高い。信頼できないデータをデシリアライズし、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。

同社は、各製品に向けて脆弱性を修正するパッチをリリースした。適用優先度は3段階中もっとも低い「3」にとどめており、任意のタイミングで更新するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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