ボランティアによる撲滅競技 - フィッシングサイト約2200件が停止
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は、7月に「第2回フィッシングサイト撲滅チャレンジカップ」を開催した。同イベントを通じて約2200件のフィッシングサイトが停止された。
同イベントは、全国都道府県警察のサイバー防犯ボランティアがフィッシングサイトの報告、テイクダウン数を競うもので、46団体、359人が参加。7月22日正午より同月29日18時までの対処件数を競った。

「第2回フィッシングサイト撲滅チャレンジカップ」表彰式の様子
3人1組のチーム戦で、フィッシングサイトテイクダウン支援ツール「Predator」を活用。ドメイン事業者やホスティング事業者に対し、フィッシングサイトへ悪用された1万2072件の「Abuse」を報告。2201件がテイクダウンされた。
京都府警の「ネット安心アドバイザー」の所属メンバーによるチーム「アクノくん」が最優秀賞を獲得。山口県警の「U3CPV」メンバーによるチーム「U3CPV」、群馬県警の学生サイバーパトロールコラボレイターメンバーによるチーム「群馬CPC(チームT)」が続いた。
このほか、ポイント部門、テイクダウン部門、情報共有部門として上位者を表彰。入賞したチームや個人に向けて賞状とチャレンジコイン、記念品が贈られた。あわせて積極的にボランティアの拡充へ取り組んだ埼玉県警察本部サイバー対策課がラック賞を受賞している。
(Security NEXT - 2024/08/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構