Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、脆弱性3件について悪用が確認されているとし、注意喚起を行った。

現地時間7月17日に3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へあらたに登録し、行政機関へ対応を促すとともに、広く利用者へ注意喚起を行ったもの。

具体的には、eコマースプラットフォームの「Adobe Commerce」やオープンソースである「Magento」に判明したリモートよりコードの実行が可能となるXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2024-34102」を追加した。

Adobeでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とし、6月に脆弱性を修正するアップデートをリリースしている。

またファイル転送やファイル共有などの機能を提供するサーバソフトウェア「SolarWinds Serv-U」に判明したパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-28995」を同リストへ登録した。脆弱性を悪用するとホスト上のファイルを読み取られ、重要な情報が漏洩するおそれがある。

さらに2022年に判明した「VMware vCenter Server」の脆弱性「CVE-2022-22948」についてもカタログへ加えた。デフォルトのファイル権限に問題があり、リモートの攻撃者によって機密情報を取得されるおそれがある。

(Security NEXT - 2024/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開