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Adobe10製品に脆弱性、CVSS基本値が最高値も

Adobeは現地時間6月11日、10製品に関するセキュリティアドバイザリを公開した。脆弱性を修正するアップデートを提供している。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアドバイザリ10件をリリースしたもの。

「Adobe FrameMaker Publishing Server」「Adobe Commerce」「Adobe Experience Manager」「Adobe Creative Cloud Desktop」「Adobe Photoshop」「Adobe Substance 3D Stager」の6製品については、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性に対処している。

なかでも「Adobe FrameMaker Publishing Server」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが最高値の「10.0」とされる認証不備の脆弱性「CVE-2024-30299」を修正。さらにCVSS基本値が「9.8」である情報漏洩の脆弱性「CVE-2024-30300」に対応している。

「Adobe Commerce」についても、CVSS基本値が「9.8」であるXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2024-34102」を修正。CVSS基本値が「9.1」である入力検証不備の脆弱性「CVE-2024-34108」などあわせて10件の脆弱性に対応した。オープンソースである「Magento」も影響を受ける。

(Security NEXT - 2024/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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