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複数のCitrix製品に「クリティカル」とされる脆弱性 - 「regreSSHion」も影響

Cloud Software Groupは、Citrix製品に関するセキュリティアドバイザリを公開した。「クリティカル」とされる脆弱性も含まれる。「OpenSSH」の脆弱性「regreSSHion」についても一部製品が影響を受けることを明らかにし、アップデートするよう求めた。

現地時間7月9日にアドバイザリ6件を公開したもの。このうち1件については重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同アドバイザリでは「NetScaler Console(旧Citrix ADM)」に判明した認証不備の脆弱性「CVE-2024-6235」、「NetScaler Console」「NetScaler SDX」「NetScaler Agent」において域外メモリへ書き込みが可能となる「CVE-2024-6236」に言及。

「CVE-2024-6235」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.4」、「CVE-2024-6236」については「7.1」と評価した。

さらに「Citrix Workspace app for Windows」や「Citrix Virtual Apps and Desktops」「Citrix DaaS」で利用される「Virtual Delivery Agent for Windows」、および「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」に関するアドバイザリについては重要度を「高(High)」とした。のこる2件については「中(Medium)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2024/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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