Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Go言語ベースのウェブフレームワーク「Fiber」に深刻な脆弱性

Go言語ベースのウェブフレームワーク「Fiber」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

セッションミドルウェアにおいて、ユーザーが独自の「セッションid」を指定し、セッションを作成できる脆弱性「CVE-2024-38513」が明らかとなったもの。ウェブサイトのアクセス制御を「セッションID」に依存している場合、大きな影響を受けるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は、現地時間6月30日にリリースされた「同2.52.5」にて修正されており、同バージョン以降へ更新するよう呼びかけられている。

またすぐにアップデートできない場合は、「セッションID」の検証や有効期限を設定してローテーションを行うなど、回避策の実施が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
不正アクセスでシステム障害、情報流出は調査中 - 三浦工業
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社