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「Apache Submarine」に脆弱性 - 5月にプロジェクト終了、修正予定なし

データ処理や機械学習、インフラ管理などの統合環境を提供する「Apache Submarine Server」に脆弱性が明らかとなった。修正版のリリース予定はなく、注意が呼びかけられている。

認証不備の脆弱性「CVE-2024-36265」が明らかとなったもの。開発チームでは重要度を上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

一方、GitHubでは共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とした。

同プロジェクトは、2024年5月に終了したばかり。今回判明した脆弱性についても修正する予定はなく、信頼できるユーザーのみにアクセスを制限し、代替となるプラットフォームへの移行などが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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