Palo Altoがアドバイザリ4件を公開 - 「Cortex XDR」などに脆弱性
Palo Alto Networksは、同社セキュリティ製品に複数の脆弱性が判明し、修正したことを明らかにした。
日本時間6月13日にセキュリティアドバイザリを公開し、あわせて4件の脆弱性を明らかにしたもの。重要度についてはいずれも上から3番目にあたる「中(Medium)」としており、いずれも悪用の報告などはないという。
2件は「Cortex XDR」のWindows向けエージェントに明らかとなった脆弱性。「CVE-2024-5909」は、悪用されるとマルウェアによってローカル環境よりエージェントを無効化されるおそれがある。
「CVE-2024-5907」は、ローカル環境から権限の昇格が可能となる脆弱性。ただし、競合状態を用いる必要があり、悪用は難しいとしている。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアはそれぞれ「6.8」「5.2」とした。
「GlobalProtect App」では、暗号化された認証情報がログファイルを通じて漏洩する脆弱性「CVE-2024-5908」が判明。一方「Prisma Cloud Compute」では、格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-5906」が明らかとなっている。CVSS基本値は「5.5」「4.8」とした。
同社は、各アドバイザリにおいて影響を受けるバージョンと、修正したバージョンを示しており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/06/13 )
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関連リンク
- Palo Alto:Cortex XDR Agent: Local Windows User Can Disable the Agent
- Palo Alto:GlobalProtect App: Encrypted Credential Exposure via Log Files
- Palo Alto:Cortex XDR Agent: Local Privilege Escalation Vulnerability
- Palo Alto:Prisma Cloud Compute: Stored Cross-Site Scripting Vulnerability in the Web Interface
- パロアルトネットワークス
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