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「FortiOS」に5件の脆弱性 - アップデートで修正

Fortinet製の機器に搭載されている「FortiOS」に複数の脆弱性が明らかになった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる6月11日にセキュリティアドバイザリを公開し、あわせて5件の脆弱性について明らかにしたもの。

今回のアドバイザリにおいて、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とする脆弱性はなかった。「CVE-2024-23110」については、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

コマンドラインのインタプリタに明らかとなったスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性で、認証されたユーザーがコマンドライン引数を細工することでコードの実行が可能になるという。

「CVE-2024-26010」をはじめ、3件の脆弱性については重要度を1段階低い「中(Medium)」、のこる1件については「低(Low)」とした。

(Security NEXT - 2024/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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