Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

駐車施設付置届出書含むバックアップ用USBメモリが所在不明 - 川崎市

神奈川県川崎市は、駐車施設付置届出書などのデータを保存していたUSBメモリが、所在不明になっていることを明らかにした。

同市によれば、同市条例のもと建物に駐車場を付設する際に届ける「施設附置届出書」のスキャンデータをバックアップとして保存していたUSBメモリを紛失したもの。5月16日15時半ごろ、データを保存するため保管場所を確認したところ、見当たらないことに気づいた。

個人による申請143件、法人による申請1517件のあわせて1660件の申請データが保存されていた。重複を除くと、個人申請者の氏名、住所、電話番号など128件、法人申請者の法人代表者氏名など536件が含まれる。

最後に使用した3月7日以降の所在がわかっていない。内部にデータは保存されていないが、過去にデータの転送に用いた別のUSBメモリも見当たらない状況だという。

職員への聞き取り調査を行っているが、外部の持ち出しなどは確認されていない。

同市では、対象となる申請者に説明と謝罪の書面を送付した。USBメモリ内のデータは、バックアップ用のため業務への影響はないとしている。

(Security NEXT - 2024/05/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ