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macOSの既知脆弱性「CVE-2024-27842」に実証コード

5月中旬にリリースされた「macOS Sonoma 14.5」で修正された脆弱性「CVE-2024-27842」の実証コード(PoC)が公開された。今後悪用のリスクが高まるおそれがある。

同脆弱性は、「UDF(Universal Disk Format)」の処理に判明した脆弱性。悪用されるとアプリによって任意のコードをカーネル権限で実行されるおそれがある。

セキュリティ研究者のWang Tielei氏が、同脆弱性に関する実証コードを公開した。同脆弱性は、Appleが現地時間5月13日にリリースした「macOS Sonoma 14.5」にて修正されている。

「macOS Sonoma 14.5」と同時に「macOS Ventura 13.6.7」「macOS Monterey 12.7.5」もリリースされているが、これら更新に「CVE-2024-27842」に関する言及はなく、影響は不明。

同氏は「macOS Sonoma 14.1」で修正された「CVE-2023-40404」の実証コードなども公開している。ネットワークの脆弱性で「Use After Free」が生じ、アプリよりカーネル権限でコードを実行することが可能となる。

(Security NEXT - 2024/05/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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