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Cisco、アドバイザリ6件を公開 - 「Firepower 」などの脆弱性を修正

Cisco Systemsは現地時間5月22日、セキュリティアドバイザリを公開し、複数の製品に判明した脆弱性へ対処したことを明らかにした。

重要度が4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とされる1件、1段階低い「中(Medium)」とされる5件、あわせて6件のセキュリティアドバイザリを新規に公開したもの。

重要度が「高」とされるアドバイザリでは、「Cisco Firepower Management Center」のウェブ管理インタフェースに存在するSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-20360」について明らかにした。

悪用には認証が必要となるが、細工したSQLクエリにより任意のデータを窃取でき、稼働するOS上でコマンドを実行したり、root権限を取得することが可能。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」と評価されている。

のこる5件のアドバイザリでは、「Cisco Firepower Management Center」や「Cisco Firepower Threat Defense」「Cisco Adaptive Security Appliance」などの脆弱性あわせて4件に対応した。

(Security NEXT - 2024/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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