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利用する労務管理クラウドで関連ファイルが流出 - イオングループ会社

イオンの子会社で飲食店事業を展開するイオンイーハートは、労務管理に利用していたクラウドサービスから同社従業員の個人情報が流出したことを明らかにした。

同社によれば、ワークスタイルテックが提供する「WelcomeHR」のサーバにおいてアクセス権限に誤りがあり、一時外部より閲覧可能になっていたもの。

2023年12月28日から同月29日にかけて、実際に第三者よるファイルのダウンロードが行われていたことも確認された。

外部に流出したのは、同システムにアップロードした雇用契約や年末調製関連のPDFファイルおよび画像データ。一部マイナンバーが記載されている。従業員や元従業員など7997人を対象としており、家族の情報なども含まれる。

3月29日に同社より報告があり、翌30日に個人情報保護委員会へ報告した。公表にあたり、対象となる従業員や個別データなど詳細を調べるために時間を要したという。5月28日の時点で二次被害などは確認されていない。

(Security NEXT - 2024/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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