ルータやブラウザなど悪用済み脆弱性3件に注意喚起 - 米当局
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に脆弱性3件を登録した。
悪用が確認されているとして、現地時間5月16日にブラウザやルータに関する脆弱性3件をあらたに追加したもの。
具体的には、D-Link製ルータ「DIR-600」におけるクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2014-100005」や、「DIR-605」における情報漏洩の脆弱性「CVE-2021-40655」を追加した。
いずれの機器もサポートが終了しており、ベンダーの指示に従って利用を停止し、あらたな製品へ移行するよう求めている。
さらに「Chromium」のスクリプトエンジン「V8」において域外メモリへ書き込みを行う「CVE-2024-4761」を追加。「Chromium」に関しては同月13日に「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4671」が追加されたばかり。
同リストへ追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。また追加された脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、警戒が必要となる。
(Security NEXT - 2024/05/20 )
ツイート
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開