Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減

情報処理推進機構(IPA)は、2024年第1四半期に届け出があった脆弱性について取りまとめた。ソフトウェア製品とウェブサイトあわせて243件の届け出が寄せられている。

同機構では、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」のもと、脆弱性に関する届け出を受け付けており、2024年第1四半期の状況を取りまとめたもの。

同四半期は243件の届け出があった。前四半期の311件から21.9%減。1就業日あたりの届け出件数は3.94件だった。

ソフトウェア製品に関する脆弱性は85件で、前四半期から横ばい。一方ウェブサイト関連の脆弱性は158件で前四半期の226件を大きく下回った。

受け付けを開始した2004年以降の累計件数は全体で1万8904件。内訳を見ると、ウェブサイト関連が1万3152件で全体の約7割を占める。ソフトウェア製品は5752件だった。

同四半期に脆弱性の届け出があったソフトウェア製品の種類を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が37件でもっとも多く、次いで「スマートフォンアプリ(9件)」となっている。

20240423_ip_001.jpg
脆弱性の届け出件数推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2024/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
非常勤医師が自宅でサポート詐欺被害、内部に患者情報 - 和歌山の病院
メール誤送信で商談会出展事業者のメアド流出 - 大阪府
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正