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2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減

また届け出があったソフトウェアの約4割がオープンソースソフトウェアに関する届け出だった。

原因としては「ウェブアプリケーションの脆弱性」が42件で最多。「その他実装上の不備」が27件となっている。影響を見ると「任意のスクリプトの実行」が24件でもっとも多く、次いで「任意のコード実行」が12件だった。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は58件。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と同じく251件となっている。

一方、ウェブサイト関連の脆弱性では「ファイルの誤った公開」が138件でもっとも多く、「クロスサイトスクリプティング(5件)」が続いた。脆弱性の影響では、「サーバ内ファイルの漏洩」が138件で最多だった。次いで「本物サイト上への偽情報の表示(6件)」となっている。

同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は34件。74%にあたる25件は、通知から90日以内に修正が完了している。

(Security NEXT - 2024/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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