Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正

Googleは、現地時間3月19日に同社ブラウザの最新版「Chrome 123」をリリースした。機能強化のほか、脆弱性の修正などを実施している。

WindowsおよびmacOS向けに「同123.0.6312.59」「同123.0.6312.58」、Linux向けに「同123.0.6312.58」をリリースしたもの。セキュリティに関する12件の修正を実施した。

CVEベースで7件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は1件。スクリプトエンジン「V8」に明らかとなったオブジェクトライフサイクルの問題「CVE-2024-2625」を修正した。

そのほか、「中(Medium)」とされる5件、「低(Low)」とされる1件に対応している。同社は今後数日から数週間をかけてこれらバージョンを展開していく予定。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-2625
CVE-2024-2626
CVE-2024-2627
CVE-2024-2628
CVE-2024-2629
CVE-2024-2630
CVE-2024-2631

(Security NEXT - 2024/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生