Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Symantecの複数製品、旧バージョンに深刻な脆弱性

Broadcom傘下のSymantecが提供する複数製品に脆弱性が指摘されている。いずれもサポートが終了したバージョンに影響があるとされており、修正プログラムは提供されていない。

メールセキュリティ製品「Symantec Messaging Gateway(SMG)」では、リモートよりroot権限でコードの実行が可能となるスタックバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-23615」「CVE-2024-23614」が判明した。

共通脆弱性評価シテム「CVSSv3.1」のベーススコアはいずれも「10.0」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」によれば、「CVE-2024-23615」については「同10.5」および以前のバージョンも影響を受けるという。

またデータ漏洩対策製品の「Symantec Data Loss Prevention」では、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-23617」が明らかとなった。

(Security NEXT - 2024/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト