Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware vCenter Server」の既知脆弱性に対する攻撃が発生

2023年10月にセキュリティアドバイザリが公表され、対応が呼びかけられていた「VMware vCenter Server」の深刻な脆弱性に対し、実際に攻撃が行われていることがわかった。

悪用されていることが明らかとなった「CVE-2023-34048」は、「DCE/RPCプロトコル」の実装に起因する脆弱性。同製品にアクセスできる場合、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

VMwareでは2023年10月にセキュリティアドバイザリを発表しており、サポート中のバージョンに向けてアップデートをリリース。さらに2022年10月にジェネラルサポートが終了している「同6.7」「同6.5」に対しても修正パッチを提供し、対応を呼びかけていた。

VMwareは、現地時間2024年1月17日に「CVE-2023-34048」に関するアドバイザリを更新。同脆弱性が悪用されていることを確認したとして、あらためて利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/01/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイバー攻撃で個人情報流出の可能性 - アサヒグループHD
「Rapid7」「SKYSEA」など脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米当局
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
「Windows 10」サポート終了 - 重要度が高い更新は「ESU」で継続提供
SAP、10月の定例パッチを公開 - 複数のクリティカル脆弱性
元従業員が取引先情報を不正流出、営業利用から発覚 - ヤマト運輸
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消