Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報含むファイル1369件で権限不備、外部アクセス可能に - エイチーム

スマートフォン向けコンテンツの開発などを手がけるエイチームは、クラウドサービスに保存した約93万件の個人情報がインターネット経由でアクセスできる状態だったことを明らかにした。

同社によれば、同社グループではクラウドサービス「Googleドライブ」を利用しているが、個人情報を含むファイル1369件において権限の設定不備が見つかったという。

同社グループで導入を検討しているセキュリティ製品の検証レポートにより11月21日に判明。12月7日に事態を公表するとともに詳細を調べていた。

これらファイルは、グループ5社より2017年3月から2023年11月22日にかけて公開されていたもので、リンクを知る全員に閲覧権限を付与していたため、URLを特定できた場合に誰でもファイルを閲覧できる状態だった。

これらファイルに含まれていた個人情報はグループ全体で重複を除くと93万5779件。このうち92万5728件は同社グループで運営するサービスやアプリを利用したことがある顧客の個人情報としている。

対象となるファイルによって項目は異なるが、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、顧客管理番号、端末識別番号などが含まれる。

(Security NEXT - 2023/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意