Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米CISA、「MS 365」のセキュリティ最低構成と評価ツールを公開

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、米行政機関向けに「Microsoft 365」を利用する際のセキュリティ構成ベースラインと評価ツールを公開した。

同庁では、クラウド環境に保存された行政機関の情報資産を保護するため、2022年4月にSecure Cloud Business Applications(SCuBA)プロジェクトを設置。同年10月に「Microsoft 365」のセキュリティ構成ベースラインのパブリックコメント案を公開し、意見を募集していた。

パブリックコメントに寄せられた数百件の意見をもとに100以上の見直しを実施。パイロットプロジェクトを経て、今回「Secure Configuration Baselines for Microsoft 365 Version 1.0」をリリースした。

具体的には、「Microsoft Teams」「Defender for Office 365」「Power Platform」「Azure Active Directory」「Power BI」「SharePoint Online and OneDrive for Business」「Exchange Online」のベースラインを用意している。

あわせてベースラインの内容を踏まえた評価ツール「ScubaGear」を提供しており、テナント構成がベースラインに準拠しているか検証できるツールで、評価する際の労力を軽減できるとしている。

同プロジェクトでは、「Google Workspace」向けのベースラインと評価ツール「ScubaGoggles」についてもあわせて公開しており、2024年1月12日までパブリックコメントを実施している。

(Security NEXT - 2023/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

中学校配布の出願システム用二次元コードで別人情報 - 大阪市
「NVIDIA Container Toolkit」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Node.js」に複数脆弱性 - 1月21日にアップデート予定
HPE Arubaの「AOS」に複数の脆弱性 - アップデートを公開
「Sentry」のSSOに脆弱性 - なりすましのおそれ
Ivanti、3製品でアップデートを公開 - 脆弱性を解消
「Aviatrix Controller」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
Splunkが提供する「SOAR」や「AD」の連携ソフトに脆弱性
同期ツール「rsync」に深刻な脆弱性 - 連日アップデートを公開
先週注目された記事(2025年1月12日〜2025年1月18日)