Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

千葉県青少年自然の家に不正アクセス - 2021年の脆弱性が未修正

千葉県立君津亀山青少年自然の家においてメールマガジン配信システムが不正アクセスを受け、登録者のメールアドレスが外部に流出したことがわかった。

同県によれば、マルミミに運用を委託していた同施設ウェブサーバにインストールされていたメールマガジン配信システムに対し、脆弱性を突く攻撃が行われたという。

同施設では、メールマガジン「きみかめ通信」の配信を2月1日を最後に終了したが、第三者によって同メールマガジンを名乗るメールが送信されたことが12月12日に判明。委託先が調査したところ、メールマガジン配信システムが不正アクセスを受けたことが明らかとなった。

ユーザーパスワード、配信元、件名などが書き換えられてメールマガジンを不正に配信されたことにくわえ、アクセスログよりメールマガジン登録者613人分のメールアドレスがCSVファイル形式でダウンロードされたことも判明した。

同施設では、ウェブサーバでメールマガジン配信システム「acmailer」を2010年より運用。メールマガジンの配信を終えた2月1日以降も、メールマガジンが配信できる状態のままウェブサーバ上で稼働していた。

(Security NEXT - 2023/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介