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Fortinet、セキュリティアドバイザリ12件を公開 - 深刻な脆弱性にも対応

Fortinetは、現地時間12月12日にセキュリティアドバイザリをリリースし、同社製品が影響を受ける複数の脆弱性について明らかにした。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

同社製品にOSとして搭載されている「FortiOS」において、認証されたユーザーが悪用できるダブルフリーの脆弱性「CVE-2023-41678」、APIリクエストを介して不正なコードやコマンドを実行できる「CVE-2023-36639」をはじめ、、同社複数製品における12件の脆弱性について明らかにしたもの。

なかでも「FortiMail」の特定環境下でログインをバイパスし、管理者としてアクセスが可能となる脆弱性「CVE-2023-47539」については、同社において重要度を5段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は5件。「FortiOS」にくわえて「FortiPAM」が影響を受ける「CVE-2023-41678」、両製品や「FortiProxy」に明らかとなった「CVE-2023-36639」のほか、「FortiWLM」の「CVE-2023-48791」、「FortiPortal」の「CVE-2023-48791」などが含まれる。

またクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2022-27488」については、「FortiMail」「FortiNDR」「FortiRecorder」「FortiSwitch」「FortiVoiceEnterprise」など幅広い製品が影響を受けるとしている。

(Security NEXT - 2023/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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