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Intel、セキュリティアドバイザリ31件を公開 - 重要度「クリティカル」も

Intelは、複数のセキュリティアドバイザリを公表した。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性のほか、プロセッサやサーバBIOSなどの脆弱性なども明らかとなっている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる現地時間11月14日にあわせて31件のセキュリティアドバイザリを公表したもの。

データセンターの管理機能を提供する「Intel Data Center Manager (DCM)ソフトウェア」に判明した脆弱性「CVE-2023-31273」に関しては、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

防御機能に問題があり、リモートよりネットワーク経由で権限昇格が可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値である「10.0」と評価している。

さらに一部プロセッサにおいて、権限の昇格やサービス拒否、情報漏洩が生じるおそれがある「CVE-2023-23583」が明らかとなった。サーバ向けのBIOSでは権限昇格が生じるおそれがある「CVE-2023-34431」なども判明している。CVSS基本値をそれぞれ「8.8」「8.2」としており、重要度はいずれも「高(High)」。

(Security NEXT - 2023/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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