Cisco製緊急時通信システムの特定バージョンに深刻な脆弱性
緊急時通信システム「Cisco Emergency Responder(CER)」の特定バージョンに深刻な脆弱性が明らかとなった。
「同12.5(1)SU4」において、脆弱性「CVE-2023-20101」が明らかとなったもの。デフォルトで固定の認証情報が設定されたrootアカウントが存在し、変更や削除なども行えないという。
問題のアカウントは、開発時に用意したものとしており、脆弱性を悪用することでリモートよりシステムへログインし、任意のコマンドを実行することが可能となる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同社内部のテスト中に発見したもので、脆弱性の悪用や公表などは確認されていないと説明。同社では、脆弱性を修正した「同12.5(1)SU5」をリリースしており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/10/06 )
ツイート
PR
関連記事
GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
土地改良区一覧表に個人情報、サイトに誤掲載 - 茨城県
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
顧客情報含むUSBメモリが電車内で盗難 - トヨタホーム東京
サイバー攻撃被害が判明、影響範囲など調査 - 異物検査機メーカー
動画配信サービス「Hulu」にPWリスト攻撃 - 強制リセット実施
「Spring Framework」にパストラバーサルの脆弱性
「Spring Framework」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「Apache OFBiz」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性