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Cisco製緊急時通信システムの特定バージョンに深刻な脆弱性

緊急時通信システム「Cisco Emergency Responder(CER)」の特定バージョンに深刻な脆弱性が明らかとなった。

「同12.5(1)SU4」において、脆弱性「CVE-2023-20101」が明らかとなったもの。デフォルトで固定の認証情報が設定されたrootアカウントが存在し、変更や削除なども行えないという。

問題のアカウントは、開発時に用意したものとしており、脆弱性を悪用することでリモートよりシステムへログインし、任意のコマンドを実行することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社内部のテスト中に発見したもので、脆弱性の悪用や公表などは確認されていないと説明。同社では、脆弱性を修正した「同12.5(1)SU5」をリリースしており、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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