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米当局、「Chrome」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 各社がブラウザを更新

複数のブラウザが実装している画像処理ライブラリに脆弱性「CVE-2023-5217」が明らかとなった問題で、脆弱性の悪用が確認されていることから米政府が注意喚起を行った。

ライブラリ「libvpx」において動画コーデック「vp8」の処理に脆弱性「CVE-2023-5217」が明らかとなったもの。

「Chrome」を標的としたゼロデイ攻撃が確認されており、Googleでは同ブラウザのアップデートをリリースした。「CVE-2023-5217」の判明を受けて、「Microsoft Edge」や「Firefox」なども更新を実施している。

脆弱性の悪用が発生していることから、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に同脆弱性を追加し、関係者に対応を促した。

同リストに追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。また追加された脆弱性そのものは広く悪用される可能性があり、利用者は注意が必要となる。

(Security NEXT - 2023/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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