Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応

Googleは、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。修正した脆弱性の一部は、すでに悪用が確認されているという。

WindowsやmacOS、Linux向けに「Chrome 117.0.5938.132」をリリースしたもので、10件のセキュリティに関する修正を行った。CVEベースで3件の脆弱性を修正したことを明らかにしている。

このなかに重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。重要度は、いずれも上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

「CVE-2023-5217」は、「libvpx」における動画コーデック「vp8」の処理において明らかとなったヒープバッファオーバーフローの脆弱性。同社の脅威分析グループより報告を受けたもので、すでに悪用されていることを認識しているという。

またパスワード管理における「CVE-2023-5186」や、拡張機能に判明した「CVE-2023-5187」など解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性に対応した。同社では、数日から数週間をかけて同アップデートを展開していく予定。

(Security NEXT - 2023/09/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
高校部活体験会申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 群馬県
配達中に郵便物1束を紛失 - さいたま市内の郵便局
メルマガアカウント侵害、スパム送信踏み台に - サロン向け器具メーカー
ユニフォームに個人情報入りメモリ、洗濯業者から回収 - 関越病院
ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起