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「MS Edge」がゼロデイ脆弱性に対応 - 「Teams」「Skype」にも影響、詳細を調査

マイクロソフトは、ブラウザの最新盤「Microsoft Edge 117.0.2045.47」を9月29日にリリースし、悪用が確認されている脆弱性へ対処した。同脆弱性は「Teams」「Skype」も影響を受けることが判明しており、詳細を調べている。

今回のアップデートは、1件の脆弱性「CVE-2023-5217」に対処したもの。ライブラリ「libvpx」に明らかとなった脆弱性で、動画コーデック「vp8」を処理した際にヒープベースのバッファオーバーフローが生じるおそれがある。

「Chrome」を標的とした攻撃が確認されており、同脆弱性を修正した「Chromium 117.0.5938.132」「同116.0.5845.228」がリリースされたことを受け、マイクロソフトではこれらバージョンをベースとした「Microsoft Edge 117.0.2045.47」「同116.0.1938.98」をリリースし、脆弱性を解消した。

また「CVE-2023-5217」に関しては「Microsoft Edge」に限らず、「Microsoft Teams」や「Skype」についても影響を受けるという。10月3日の段階でアップデートは用意されておらず、同社では同脆弱性に対処すべく調査を進めている。

(Security NEXT - 2023/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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