Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も

警察庁では、ランサムウェアにおけるさらに詳しい被害実態を把握するため、被害組織に対して、アンケート調査を実施した。

回答者の11%において、すべての業務が停止していたほか、84%において一部業務に影響が出た。影響がなかったとの回答はわずか5%にとどまる。

感染経路としてはVPN機器からの侵入が71%、リモートデスクトップからの侵入10%をあわせると8割を超えた。メールや添付ファイルとの回答は4%と少ない。

ログの状況としては、すべて保全されていたケースは27%。54%では一部使えなくなっており、12%ですべて使えなくなっていた。また取得していなかったケースも8%ある。

ログを使用できなくなった原因としては、42%が暗号化されたとしており、30%は攻撃者により削除されていた。また保存期限が経過したり、誤って削除してしまったとの回答も見られる。

(Security NEXT - 2023/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構